デトルフに照明を付けてみた記事ができましたヨ。
こちらも参考にどうぞ。
※(12/4/26 追記)
デトルフにひな壇を設置してみた記事もできましたヨ。
こちらも(以下略)
※(14/2/11 追記)
この記事よりも画像を豊富に使って、組み立て方法をより分かりやすくした記事
DETOLF(デトルフ)を一人で組み立ててみた ver.2014
を掲載しましたので、そっちもどうぞ。
どうも。
明日のためにクリフジです。
さて先日、IKEAに行って来ました。
目的はDETOLF(以下「デトルフ」)です。
IKEAってなんぞ? デトルフってなんぞ? という方のために説明しますと、
まずIKEAっつーのは、クソでかい家具屋だと思っていただければOKです。
ベッドや机、椅子、タンス、本棚から鍋や照明、じょうろ、果てはストローまで売ってます。
まぁとりあえず「家具に困ったらIKEAに行けば何とかなる」と思って頂ければOKです。
同じようなことはいわゆるホームセンターにも言えますが、IKEAは本社がスウェーデンにあることもあり、なかなかオシャレな家具がそれなりに安く購入でき、なによりに品揃えが圧倒的です。
(少なくとも家具に関しては並のホームセンターの数十倍の品揃え)
そして特筆すべきは、基本的に店員さんは最小限。
商品を見て回ってる客に付いて回ったりはせず、たまに商品陳列・整理のスタッフとすれ違う程度で、ほとんどレジのスタッフさんとかです。
んで、IKEAでは商品は基本的に自分で持って帰って、自分で組み立てなければなりません。
(配送や組み立てサービスもやってますが別料金)
そのあたりのコストを価格に反映してるんだと思いますが。
なもんで、大型家具とかを買って帰ろうとして泣きを見る客がたまにいます。
実際、軽自動車(ワゴンRみたいなやつ)で来てダブルサイズのベッドを買って帰ろうとしてた馬鹿夫婦っぽい客がいましたが、アレどうやって持って帰ったんだろう?w
それはさておき、デトルフの説明・・・は、たぶん実際にモノを見てもらった方が早いでしょう。
※IKEAのデトルフ商品説明ページ
見てもらったとおり、「ガラス扉つきキャビネット」ですね。
で、なんでコレを買いに行こうかと思ったかというと、
正直そろそろスケールフィギュアが溜まってきて置く場所がなくなってきたからです。
最初は本棚の一角を切り崩して(本を移動させて)フィギュアを陳列していましたが、さすがにそれも限界ってことで、適当なフィギュアケースを探していたらコレが高評価&低価格(ここ重要!)だったので、じゃあ買っちまおうってことで買ってみました。
ただしコレはIKEAでしか売ってない上、前述のようにIKEAは自分で持ち帰り&組み立てが基本です。
デトルフの大きさは幅が43cm、奥行きが37cm、高さが163cmと、それほど大きいとは言いがたいサイズですが、写真を見てもらえればわかるとおり、天面と底面を除く全面が強化ガラスでできていまして、死ぬほど重たいです。
ていうかデトルフの説明書にも、組み立ては最低二人で行うように推奨されているほどです。
その重量は実に40kgオーバー。
しかしこれを持ち帰らなければ、低価格かつ高品質のフィギュアケースは手に入りません。
同時に、私の本棚のギリギリ加減も解消されません。
ということで、ヒィヒィ言いながら持ち帰り&組み立てを行いました。
恐らく同じ境遇の人もいるかと思いますので、一人で持ち帰りと組み立てを行う手順なんかを解説しときたいと思います。
ていうか似たようなブログ記事がワンサカありますんで、別に私が記事を書かなくていいんじゃねーかという気はしますが、自分が2台目を買った時のためにも、備忘録という意味で投稿しておきましょう。
べ、別に言い訳とかじゃないんだからねっ!
てことで、とりあえずは購入編から。
IKEAは2012年1月現在、日本に7店舗しかなく、しかも関東・近畿・九州と分かれてますので、行ったことがない方もいるかと思います。
※具体的には公式の店舗情報ページを参照。
まずIKEAで購入するときは、デトルフが展示してある場所まで行き、そこで商品名(商品番号)と倉庫の棚番号・列番号をメモります。
メモ帳と鉛筆はIKEAのそこかしこに置いてありますので活用しましょう。
メモったら、レジ手前にある倉庫に行き、メモった棚番号と列番号を頼りに、梱包されているデトルフを見つけます。
わからなければその辺歩いてるスタッフとか、サービスカウンターとかで聞きましょう。
無事発見できたら、商品を台車に載せ、レジで清算します。
重すぎて一人じゃ台車に載せられない! とか、高い場所で届かない!って人はやっぱり店員にヘルプをお願いしてください。
レジでお金を支払ったら、適当にホットドッグとかを食って体力をつけておいてください。
IKEAのホットドッグは安くてそれなりに美味い(100円〜150円)のでオススメです。
その後は台車ごと駐車場まで行き、自動車に積み込みます。
気合いでトランクから入れてください。 重すぎてどうしても積み込めないようなら、素直に宅配サービスを使いましょう。
そんな人が一人で家に運びこむ事なんぞ確定的に無理です。
デトルフ(を梱包してある商品)は多少長いですが、軽自動車でも後部座席と助手席を倒せば十分入ります。
車の構造上どうしても入らない!って人も諦めて宅配サービスを使いましょう。
さて、無事に自車に積み込めましたか?
ここで注意する点は、デトルフは強化ガラスで作られていますが、いかに強化ガラスといえども強すぎる衝撃を与えると割れます。
強化ガラスは特性上、ちょっとでも割れると粉々に砕け散って、修復不可能というレベルを超えたところまで細かくなりますので、心配な人は毛布などの緩衝材を持参していきましょう。
あと、座席がフラットにならない場合は、幅30cm・長さ170cmほどの板を持っていくのもベターです。
ちなみに私が購入した時は緩衝材も板も持って行かなかったので、帰りはかなりヒヤヒヤしながら運転していました。
自宅に着いたら、再び気合いで運んでください。
エレベーターのないマンションの2階以上にお住まいの方は、自宅に入れるだけでもえっらい苦労すると思います。
運び込むだけで数時間かかるかもしれませんが、慌てて運ぼうとするとデトルフを落として商品も心も砕けますので、ゆっくり落ち着いて確実に運び込んでください。
ていうか友達とかに助けを呼ぶか、そもそも宅配サービスを使いましょう。
何事も無く持って帰ることができれば、まず全行程の6割は成功です。
ここからいよいよ組み立てに入ります。
前述したとおり、説明書では大人二人以上での組み立てを推奨していますので、家族や友達のサポートが期待できる人は土下座してでも手伝ってもらった方が安全です。
一人でやるとブチ壊す確率がハネ上がります。 手伝ってくれた友人にはラーメンでもオゴってあげれば良いでしょう。
ですが、これは一人で組み立てることを余儀なくされた場合の記事ですので、以下の説明も一人でやること前提です。
ブチ壊さないように注意を払いつつ、ブチ壊れないように神に祈りましょう。
商品を開ると、まず最初にハシゴのような形の枠が2つ出てきます。
そして、中央やや後方にデカい穴の空いた木の板と、穴の空いてない木の板が出てきます。
穴の空いた方が天板、空いてない方が底板となります。
手始めに、底板(デカい穴のあいてない方)に例のハシゴのような枠を差し込みます。
※説明書では「天板から組み立てる」というようなイラストが載ってますが、その説明書は二人以上で組む前提のものなので、一人で組むには使えません。
ていうか手順どおりやると「正面以外のすべてのガラスを取り付けた後、ひっくり返す」という、アタマのおかしい記述があるので、一人だと詰みます。
30キロ以上のガラス製品を、キズつけずにひっくり返す・・・という行為に自信のある方は説明書通りに進めて頂いても結構です。
底板をベタッと置くと裏からのネジ止めができないので、横にした状態で差し込むと良いでしょう。
刺したら裏からネジ止めします。 付属の六角で全4ヶ所を均等にしっかり締めてください。
その後、今締めたネジの横にある穴に足を付けていきます。
(参照画像をヤマジュンBlog様より引用)
これも4ヶ所の足の高さを合わせてしっかり締めてください。
底板側は後から締め直すことができませんので、しっかり締めましょう。 大事なので2回言いました。
※ですが、デトルフに付属してるネジは非ッ常〜〜〜にナメやすいです。
私も(ドライバーの経が多少合ってなかったとはいえ)、2個つぶしてしまいました。
十分に押し付けるようにしながら、慎重に締めましょう。
枠と足をつけたら、とりあえず水平な場所に立たせます。
ここで軽く揺らしてみて、底板がガタガタしないかチェックしてください。
(枠同士がぶつかってカンカンうるさいですが気にしないように)
もし底板がガタついてたら、先ほど取り付けた足の高さがおかしいので、調整しなおしましょう。
ついでに、枠の左右の高さが合ってるかも確認しましょう。
枠の高さが左右で違うと、棚板が傾いて不細工なことになります。
水平を出せていたら、次はいよいよガラス板を取り付けます。
ガラス板は4枚(背面・左右・扉)あり、ガラスそのものに何の目印もありませんが、幸いにして背面ガラスにだけは(S)シールがついています。
説明書には「シールのついている側の端(短辺)を上にして溝にはめ込む」と書いてありますが、
気をつけてください。
それは罠です。
我々が今取り付けたのは「底板」です。
そして説明書に書いてあるのは「天板から取り付けたとき」の方法です。
そう! 正しいのは「シールのついている側の端を底板方向にしてはめ込む」ってことです!
つまり、シールの側を下にして、底板の溝にぶっ刺してやればOKです。
※私は見事に上下を逆さに取り付けてしまいました。 逆でも特に問題はありませんが、予期せぬトラブルを回避するためにも説明書の方向に従っておいた方がいいと思います。
ちなみに、今のところ背面のガラスは溝にハマっているだけの状態ですんで、もしここで手を離すと、背面ガラスが後ろにひっくり返って無残なことになりますので、多少危険ですが、デトルフを設置位置近くに置き、背面ガラスは壁か何かで支持しましょう。
続いて、背面ガラスにレールをハメ込んでいきます。
これは説明書と同じなので、レールの方向に気をつけ(T字に見える、溝が浅い方を背面にはめ込む)ながら指で押さえればいけるはず。
もしかしたら多少固いかもしれませんので、ゴムハンマーか何かを持ってるなら、それを使った方が便利かと思います。 なくても問題ありませんが。
背面ガラスの両端にレールをハメたら、次は側板を差し込みます。
てかこれが一番面倒くさいと思います。
二人以上で組み立てられるなら、一人がガラスを支え、もう一人がレールにハマるように微調整・・・というような事ができますが、あいにくこっちはソロプレイです。
・・・てことで根性で何とかするしかないわけですけども、試行錯誤した結果、
側板を多少斜めにしてもいいから取りあえず最下部をレールに入れ、
そこからガラスを真っ直ぐ起こしつつ、下から上へレールに押し込んでいく
というのがベターだと思います。
左右両方ともやらなければならないため、気合いでハメ込んでください。
とはいえ片方だけでもハメ終われば、背面ガラスは壁で支持しなくても真っ直ぐになるため、もう片方は多少付けやすくなるはずです。
ところで作業中はガラスが指紋まみれになると思いますが、間違っても手袋なんぞしようと思わない方がいいです。
シリコンの滑り止め付き手袋ならともかく、ただの軍手だと滑りやすさ(=ガラスの破損率)が倍率ドン!でウナギ登りになります。
指紋なんぞは完成後でも拭き取れますので、気にせずベタベタと付けてやりましょう。
さて3方のガラス板を取り付けられれば8割が完成したも同然です。
続いて天板を取り付けます。
底板の時と同じく、穴の空いているところに枠の上端を突っ込み、ネジを締めればOK・・・ではありません。
このネジ止めは、ひとまず指で軽く回しておくぐらいでOKです。
ギッチリ締めてしまうと、正面の扉が付けられずに泣きます。
なもんで、今は「天板は載ってるだけ」って程度でOKです。
とりあえず本体はその状態で放置プレイしておいて、次は残ったガラス扉の制作に移ります。
まず最初に、右開きか左開きかを選んでください。
右側に蝶番がある(つまり向かって左手側から開く)のが右開き、
左側に蝶番がある(つまり向かって右手側から開く)のが左開きです。
設置場所やデザイン的に開けやすい方向を選んでください。
どっち開きかを選んだら、まずガラス扉の蝶番が当たる場所に、付属の金属板を取り付けます。
両面テープで固定できますが、もし間違って貼りつけた場合、剥がすのがけっこう面倒なことになるので、慎重に位置を決めて貼りつけてください。
上下とも金属板を取り付けたら、ガラス扉の下部に蝶番を付けます。
ネジで固定できますが、あまり強く回すと、(いくら金属板で保護されているとはいえ)、ガラスがバキッといく可能性もありますので、適度なところで止めるようにしましょう。
蝶番が付いたら、デトルフ本体の底板の穴に黒いプラスチック製のパーツと共に扉を差し込みます。
続いて扉上部に蝶番を付けるのですが、このとき常にガラス扉を手で支持しておかないと、本体もろとも倒れ込んでくる可能性がありますので、特に注意してください。
先に本体上部に蝶番を差しておき、そこに扉をスライドさせて固定すると上手く行きます。
※私は天板側の枠のネジをガッチリ締めてた事にここで気付き、扉取り付けを中断して、慌ててネジを緩めました。 どう見てもアホです。
蝶番の取り付けができたら、95%は終了したと言っていいでしょう。
あとは天板の枠のネジをしっかりと締め、扉上下に取っ手(およびマグネットでロックする用)の金属板を付け、本体上下にマグネット付きパーツを差し込み、天板の穴を透明なカバーで塞ぎ、枠に滑り止めのシリコンを取り付けて棚板を乗せれば完成です!
説明書とは上下逆に進行するだけですが、いかんせんガラス製ということで常に神経を使います。
要所要所でコーヒーブレイクを挟むなど、余裕をもって組み立てましょう。
てことで完成品がこちら。
正直一人でもやってできない事はありませんでした。
ていうか何より安いのが百難隠せていいですねw
実にわかりやすい説明&化チョイスがいいですね。
今度は是非、LED照明記事でも書いてほしいです(願望)
ようこそご来訪ありがとうございます!
デトルフは非常にコストパフォーマンスのいい商品なんですけれども、持ち帰り&組み立てがかなりキツくて、「一人暮らしだからどうしようもない」という人がけっこういるみたいなので記事にしてみました。
この記事を書いてわかったことは、家の敷地内まで運べれば、後の組み立ては(時間さえかけられれば)何とかなるということですね。
将来的にはLED照明も付けたいと思ってますので、その時はもちろん記事にしたいですねー。
あ、まずシリコンハウス行かなきゃ・・・
ちなみに化チョイスの方、お褒めに預かり光栄です。
ちょっときゅんキャラがゴチャっとなってるので、そのうち雛壇でも置きたいんですけどね。
で、コレでおいくらなの?
どれの事を言ってるかわからんが、
デトルフ(ケース)自体は7000円ほど。
別記事にある照明は全部で9000円前後。
中に入ってるフィギュアの価値は時期によって変動するので何とも言えないけど、
全部ひっくるめても5万程度ってとこかな?(開封品だし)
それはそうとプロンテラにも来なさいw